刺身が絶品! ちょっと数が少ないメイタガレイを陸から釣る方法 まとめ
メイタガレイとは?
出典:WEB魚図鑑 https://zukan.com/fish/internal507
青森県から九州まで広く分布するカレイの仲間です。
体長は30cm程度までしか成長しない、かなり小型の種になります。
ヒョウ柄のような模様があります。
目が大きいですが、他のカレイと比べても吻が突出せず、口が小さいです。
また目と目の間にトゲがあり、これに刺されると痛むため、メイタガレイ(目痛ガレイ)という名前がつけられました。
メイタガレイの仲間には「ナガレメイタガレイ」と「メイタガレイ(ホンメイタ)」
と呼ばれる2種類がいます。
本項では後者のメイタガレイ(ホンメイタ)について取り扱うことにします。
生息場所はどこか?
水深100mよりも浅い砂泥底を好んで生息しています。
イシガレイ・マコガレイ・マガレイなどの、通常釣りで狙うようなカレイと比べると、やや深い海域に生息するイメージがあり、沖で漁獲されることが多い種類です。
ですが産卵期になると浅場まで入ってきますし、サーフからも釣れるので、水深が1~2mの場所にも入って来られるということになります。
メイタガレイは個体数が少なく、まとまって釣れることがないため、他の釣りをしていてイレギュラーで釣れてくることを願うといった感じになります。
とは言っても、ある程度狙う場所を絞ることは可能です。
やや南方系の種類であり、大阪湾・和歌山湾・瀬戸内海のあたりは、生息数が少ないながらも比較的よく釣れる場所ではあります。
関西では毎年4月にメイタガレイが釣れる海釣り公園もあったりします。
他の地域で行けば、日本海側よりも太平洋側での報告が多く、サーフでキスを狙っていると釣れることが多いようです。
自分の住んでいる青森県では陸奥湾の沖で漁獲されることがあり、夏泊大島のあたりでカレイ釣りをしていると、たまに釣れることがあります。
釣りをする時期
場所によって多少の違いはありますが、晩秋から冬になると、メイタガレイは30mより浅い場所に接岸してペアで産卵を行います。
そのため、浅場で釣りやすい時期はその頃になります。
大阪湾から瀬戸内海では、4月に釣れることが多いため、これらは産卵後の個体が体力回復のために荒食いしていると考えられます。
つまり、釣りのシーズンは11月~4月と考えて良いと思います。
餌は何が良いか?
ゴカイなどの多毛類、ヨコエビなどの甲殻類、小型の貝類、プランクトンなどを捕食するため、餌は概ね他のカレイと同じと考えて良いです。
おすすめは アオイソメ(青虫)、マムシ(本虫 岩イソメ)、ジャリメ(石ゴカイ)の3種類です。
その中でも安価で出に入りやすいアオイソメが定番になります。
メイタガレイを専門的に狙うのであれば、口が小さいので針のサイズを落としたほうが良いです。
おすすめは流線針の9~10号です。
比較的大きい針でも食ってはきますが、カレイ針や流線針の15号以上のあまり大きすぎる針は控えましょう。
メイタガレイの食味と食べ方
メイタガレイの旬は産卵前の夏から秋頃になります。
なので、産卵のために陸に来たものは、すでに卵を産んでしまっていて、旬が過ぎている可能性が高いです。
つまり”食通”を自称するのでしたら旬に沖で漁獲されたものを食べるのが良いでしょう。
と言っても、旬が過ぎているからと言って極端に味が変わるわけでもなく、全然美味しく食べられますよ^^
メイタガレイも他のカレイ類と同様、様々な食べ方が出来ます。
その希少性からか、市場では大型は高値で取引されます。
特に西日本では珍重されていて、煮つけ、から揚げ、塩焼き、刺身などで食べることが出来ます。
その中でも特にオススメは新鮮なものの刺身です!
他のカレイと比べても、ぶよぶよとした分厚い皮を持っていて、剝きやすく、刺身が作りやすいですし、非常に美味です。
結局のところ
食べるだけであれば、西日本のスーパー、無ければ市場で鮮魚を探すのが良いです。
北海道・沖縄以外の方は近隣で釣ることが出来ますが、あくまでも他のカレイの副産物といった形になり、決して確率は高くありません。
どうしてもメイタガレイが釣りたいんだ!という場合は
・大阪湾で4月に堤防からイソメをつけて投げ釣り 針は小さめ
これが一番確率が高いと思います。